情報モラル教育の研究授業
今日は3つのクラスで研究授業がありました。先生たちが授業を見合って、指導法について話し合う研修です。2-3では「自分と相手の違い」というテーマで、言葉の受け止め方の違いについて考えました。
「まじめだね」「おとなしいね」「元気だね」の3つの言葉のうち、自分が言われたら嬉しくないものを選びます。
東京都教育委員会発行の「SNS東京ノート」を教材として使いました。
「元気だね」が嫌な人がいるのが意外だった、という感想がありました。人によって、言われると嬉しくない言葉が違うことに気づくことがねらいです。
4-2は「写真を送ってと言われたら」というテーマで考えました。
岡田先生は、ゲームの対戦相手の女性から「写真を送ってよ」と言われたけどどうしようか、という投げかけをしました。
子どもたちは、「送る」か「送らない」か、理由を付けてタブレットで意見を入力していきます。
写真を扱うときに気をつけなければいけないポイントについても話し合いました。いる場所がわかってしまうものが写り込んでいないか、写真から探していました。
個人情報を守るために注意することを発表していました。
6-2では「マンガをSNSにアップすると」というテーマで著作権について考えました。
「してもよい」という意見と「してはいけない」という意見で話し合いをしました。
子どもたち一人一人の意見が色分けされて電子黒板に表示されます。
「一部ならいいのではないか」「宣伝になるからいいのではないか」という意見や、「漫画家が儲からない」という意見などが出ました。
他にも、「美術館の絵画を写真撮影してよいか」「本屋さんで本の中のページを写してもいいか」「好きなマンガに似た絵を自分で描いてもいいか」という事例についてグループで話し合いました。
授業後は、全教員で授業のポイントや改善点について協議会をしました。
今日は学校運営協議会(CS)のみなさんも授業を見て協議に参加してくださいました。著作権についての専門的な立場からのアドバイスもいただきました。
より良い授業のために、このような研究会を年に何度も行っています。