2020-11-25

5・6年生の狂言体験教室

今日はアリーナで狂言体験教室を開催しました。背景に松の木の描かれた幕を張ると、アリーナが能舞台に変わりました。

講師は、狂言和泉流二十世宗家の和泉元彌さんと、和泉流宗家の皆様です。

はじめに、狂言の歴史や、表現上の特徴、姿勢や発声の仕方など、狂言についての基礎知識を学びました。

若き狂言師である和泉元聖さん、和泉和秀さんが動きや発声を見せてくださって、とてもわかりやすいお話でした。子どもたちも真剣に聞いています。

続いて、和泉元彌さんのお二人のお姉さまである女性狂言師和泉淳子さん、十世三宅藤九郎さんとともに、狂言「附子」を上演してくださいました。

主人が留守の間に、附子(毒)と言われた砂糖を食べてしまうお話はよく知られていますね。現代にも通じる大袈裟な所作やセリフに、子どもたちからは笑い声が湧いていました。

最後に狂言のお稽古体験をしました。礼と姿勢、立ち振る舞い、口伝など、師匠と弟子になった気分で取り組みました。

きちんとした正座をして、背筋を伸ばして礼をしています。礼に始まり礼に終わる、という日本の伝統文化を体験できました。

和泉流宗家のみなさんです。伝統芸能をつないでいくことの大切さや、今、自分がここに生きていることの意味を考えることなど、大切なことに子どもたちが気付く機会となるお話でした。ありがとうございました。

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