第8回演劇体験教室
9月7日
今日のメイン講師は谷川俊太郎さん。はじめて、教室でクラスごとの授業を行いました。

谷川俊太郎さんが書いた「生きる」という詩を朗読することから学習がはじまりました。「今日は意味のない言葉をつなげていくつみあげうたをつくろう」まずは「〜は○○」という書き出しの言葉をみんなで出し合います。

これは学校
これは犬
これは宇宙
これは大空
これは海
これはわたしの猫
これは川
これは窓
これは月   などなど全員でだしていきます。

「さあ、これは一行目だよ。言葉で遊ぶんだから、意味をつなげようとか無駄なことを考えない。多数決で落としていくぞ。」「いる、いる」「いらない」の声の中で、次々落ち、○のものだけ残りました。

「これは車によってはいた子供」が最終的に残りました。
「これさ、残りのもいれられないかな? おもしろいのあるからもったいないよ。」というなげかけで、言葉が次々つながっていきます。
みんなの作品を打ち出す間、「これはのみのピコ」の朗読をしました。となりで、谷川さんが、絵を見せていきます。

さいごに、自分たちの作品を順番につなげて読んでいきます。
1組のつくったつみあげうた
2組のつくったつみあげうた

これは宇宙/のはじっこでおしっこしている微生物a/
が恋している女の子/の大好きなペットのワニ/
に食べられちゃった女の子/の行く末を見ている天使と悪魔/
の先輩の神様と魔王/が戦ったと言われている富士見丘小学校/
でサッカーをやったことがあるぼくたち/がふんでしまった蟻/
の巣に運び込まれたミミズ/しか知らない地底王国/
の王子様が迷って出てきてしまった宇宙のはじっこで/
おしっこしている微生物b/

これは車によってはいた子供/の友達のタラちゃん/
の大好きなショートケーキの上の梅干し/
を食べて皿がわれて泣いているカッパ/
を愛しているコオロギ/がただ乗りしているのぞみのトイレ/
につまった国語の教科書/を大切に抱えていたクマ/
が住んでいたニューヨーク/で百万円を盗まれたみのもんた/
に追いかけられる火星人/とダンスしているレモン星人/
をしぼって飲んだピエロ/
が六年二組のみんなと作ったつみあげうた

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