6月7日  永井 愛さんによる授業
「場所をつくる」(即興劇)

演劇では想像力でどんな場所でもつくっていくことができます。お互いが支え合っていくことが大切です。

 はじめは、ウオーミングアップ。(2組のみ)友だち同士でバランスを取る動きです。
2人組で横に並んで。
2人組で向き合って。
3人組で輪になって。
全員で一つの輪を作っていることをイメージしながら,他のチームの動きを見て…。みごと全グループバランスがとれました。

2人組で背中合わせ。
これはとても難しい。相手を信じて、ゆっくり、ゆっくり…、できた!

場所つくる
 イスが並んでいる場所をイメージします。はじめはしゃべってはいけません。もちろん、子ども同士の事前の打ち合わせもありません。
 まず1人目が登場して、その子がイメージした場所に適した動きをします。
前の人たちのイメージを受けて
 2人目の人は、1人目の人の動きを見て、どんな場所かをイメージし、それに合った動きをします。もちろん、会話はしてはいけません。
 3人目の人は、前の2人の動きを見てイメージした場所にふさわしい動きをします。
 4人目の人も同様です。
5人目の人は
 前の4人の動きからイメージした場所を言います。そして、5人でその場所に適した動きをします。
 大切なのは人の演じる姿をよく見ること。そして、その動きに協力することです。
 5人で1分間ほど会話を交えてその場所の雰囲気をつくりました。
イスのない場所をイメージして
 次は、少しイメージの幅を広げ、イスのない場所で取り組みました。講師の永井 愛さんからは
「もう少しわかりにくい動きで」
「前の人の動きをよく見て」
「からだをどこに入れるとおもしろくなるか考えて」
「会話もちゃんとして」
などのアドバイスが入ります。

エレベーターが止まった

2m四方程度の枠の中でエレベーターの様子を演じます。一人一人が何の目的でエレベーターに乗るか分かるように動きます。乗り合わせた人間は、みな初対面の知らない者同士。ここでは、会話は許されます。

 突然エレベーターが止まり、その時の様子を演じます。知らない者同士という設定なので、段階を踏んだ会話が必要になります。

見知らぬもの同士、どうするのか

 しゃべるということは相手に対する働きかけ。お互いがしゃべって、お互いが答える。そうすることで、相手を知ることができるのです。

最後は

 今日の学習を振り返り、自分のイメージを相手に伝えるために大切なことはどんなことか,自分の思いを相手に伝えるための言葉には何が必要か、など意見を出し合いました。