8月29日 「お話をつくろう(聞くこと、つなぐこと)」 |
夏休み明けの日、演劇の授業がありました。 これからの授業は卒業公演に向けて 学年の「みんなで」演劇作りをしていきます。 今日のテーマは 「お話をつくろう」です。 みんなでつくる演劇のおもしろさを感じました。 |
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ウォーミングアップです。 体の所々を叩いたり、伸ばしたり 身体を目覚めさせます。 |
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1つめの活動は 「スーツケースにつめました」です。 輪になって一人ひとりが 思い思いのアイテムを 入れていきます。 |
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「スーツケースにつめました、 原稿用紙」 「スーツケースにつめました 原稿用紙 携帯電話」 「スーツケースにつめました 原稿用紙 携帯電話 水筒」 次々にスーツケースに詰め込まれていきました。 |
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周りで聞いている人も大切な勉強です。 どんなものが詰め込まれるだろうか、 考えている人をじっくり観察しています。 スーツケースに、 ・・・本、ビニールプール、 本、地球、 鑑真、先生(先生まで!?) どんなスーツケースか、どんな旅行なのか 物が並ぶだけで お話ができていくようでした。 |
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次は、一人一文でリレーをして、 お話をつくります。 テーマは1つ、 何かの童話の題名が決められます。 ストーリーは子ども達に 任せられています。 |
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初めの組のテーマは「ドラえもん」でした。 のび太はスモールライトをもらって ジャイアンに仕返ししようと思うのですが なかなかジャイアンに出会えません。 スモールライトが実はビッグライトだった、 という所まで話が進んで終了しました。 |
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次の組のテーマは「舌切りすずめ」です。 『おじいさんは、木を切りにいきました。 すずめが出てきました。 すずめはごはん粒をおじいさんにあげました。 おじいさんは足りないと腹を立てました。 すずめは他のものを探しにいきました。 おじいさんはすずめのことを食べたいな、と思いました。 その時、おばあさんが来ました・・・。』 |
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文を一つひとつつなげてお話をつくります。 次々に創作が入って もとの昔話とは全く変わっていきます。 どんな話になるのか、だれにもわかりません。 お互いの話す内容から耳が離せませんでした。 |
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3つめのテーマは「桃太郎」です。 『おじいさんが桃を取りに、おばあさんは川に行きました おじいさんの前に幽霊が現れました。 怪物も出てきました。 一方おばあさんが川で洗濯をしていると どんぶらこ、どんぶらこと、おじいさんが流れてきました・・・』 おじいさんが記憶喪失になったり 幽霊が再登場して 最後にようやく、桃太郎が出て終わりました。 |
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「話は違うけど、みんなで作った 昔話はとてもおもしろかったです。」 という感想がありました。 「演劇は観ている人がいないと 成りたたないのです。 これからの練習は観ている人が 大切になってきますよ。」 と関根さんが教えてくれました。 |
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最後の組は「さるかに合戦」です。 『柿の大きさでさるとかにがけんかになりました。 さるの頭から血が出てしまいました。 病院に行きました。 さるの親には内緒にしました。 かにはさるの母親に言ってしまいました。 |
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内緒にしてたのに、と怒りました かにが焼かれてしまいました。 かにのお母さんが怒ってさるを待ち伏せしていました。 かには生きていました。』 という話が出来上がりました。 どうなってしまうのか、息を呑んで 観客役は観ていました。 |
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今日の2つの練習に共通して出た感想は 友達の意見を聞くのはおもしろい、ということでした。 今日の練習ではどうやってつなげるのか、考えました。 そこで大切なのが「聞いている人」です、と関根さん。 皆さんは今日、俳優と作家の一人二役をやったのですね、 これからは、今までの授業を統合していきましょう、と篠原さん。 みんなで作る演劇は、水泳のメドレーリレーに似ていますね。 卒業公演まで、みんなで多くのリレーをしていきましょう。 と山本さん。 これから全員で作っていくのは楽しみですね、と鈴木さん。 今日の授業は、お話をつくりながら、聞くことや話をつなぐことを学びました。 |