9月19日
「卒業公演に向けて @」

いよいよ卒業公演のための作品作りが始まりました。

子どもたちが考えたストーリーや、設定の中から
2人の内容を基にして、篠原さんと関根さんが
演劇の一場面を書いてきてくれました。

その場面を演じながら、
作品の世界をより身近に感じ、考えられるようにします。
ウォームアップ

まずはウォームアップです。
輪になって声のキャッチボールをしました
山本健翔さんが手本を見せてくださいました。

勢いある声は、勢いよく受け取り、
ふんわりした声は、ふんわりと受け取ります。
ウォームアップ

途中から、ボールを爆弾に変えて
全員で10からカウントダウンをしながら
声の爆弾を廻しました。

「やばい!」と言って渡します。
様々な「やばい!」の言い方が出てきました。
場面1 「転入生」

いよいよ卒業公演に向けた劇づくりが始まりました。
今日、演じる場面が配られました。

子どもたちの真剣な目が台本に向けられました。
場面1 「転入生」

基になった話は
「心臓の音が違う子ども」の話と
「転入生」の話です。

あるクラスに転入生が入ってきて紹介されます。
しかし、その子が初めに発した言葉は「くだらないクラス」
という言葉でした。
クラスの子どもたちは驚いたり怒ったりしますが、
一人の言葉が、転入生を助け、
転入生は「ありがとう」と言いました。

という場面でした。
場面1 「転入生」

早速、台本に合わせて、演じてみます。

配役は毎回変更して、全員が様々な役で
演じていきました。
場面1 「転入生」

始めは、台本を読み合わせることが中心でした。
次第に、先生と転入生が入ってくる動きや
自然と、話している人のほうを自然と向くなど、
次第に動きがついてきました。
場面1 「転入生」

自分達のクラスの朝の様子や、
先生が入ってきて挨拶するやり方について思い出し、
日直が号令するなど、
本当のように演じていきました。
場面1 「転入生」

自分の出番を待っている間も他の組の演技を観て
色々なことを考えました。
「観る人も大切な役割」と前回の授業で学びました。

なぜ転入生は「くだらない」などと言ったのか。
「別にいいじゃない。早く授業始めようよ」と言った子は
どんな気持ちだったのだろうか。
先生は放送で呼ばれた理由は何だろう。

何度も演じている内に作品の世界のことを
深く考えるようになりました。
場面1 「転入生」

この先の台本作りも子どもたちが考えて、
そのアイデアを基に関根さん、篠原さんが構成していきます。

・転入生の人とは違う心臓の音とはどんな音か。
・なぜ心臓の音が違うのだろうか。
・転入生はどこから来たのだろうか。

これらの疑問を考える課題が全員に出されて、
今回の授業は終わりました。