5月21日
「こえとからだであそぼう」

6年生が待ちに待った演劇体験教室が始まります。
第1回目の講師は鴻上尚史さん。
演出家であり、劇作家であり、司会、タレントなどなど
非常に多彩な先生です。
「演劇」の勉強を教えることの
日本における第一人者でもあります。
これから一生付き合っていくであろう
「こえ」と「からだ」について学びます。
「『学ぶ』と言っては固いから、『あそぶ』でいいね。」
と鴻上さん。

「からだ」遊びのウォーミングアップとして、
まず、足の踏みあいっこをします。
大いに盛り上がり、はじめの緊張が
一気に解きほぐれました。

輪になってクラス全員でお互いのひざに座ります。
一発で成功、できたかな。

拍手回しです。素早くできたあとは、
拍手ではなく、ポーズ回しをしました。

鴻上さんの授業では恒例の
「彫刻と彫刻家」のエクササイズです。

素材役の相手にポーズを付けます。
大事なのはユニークさとタイトルでしたね。

また、テーマを「怒り」や「幸せ」にして彫刻をつくりました。
こぶしを突き上げる「典型的な形」ではない表現を
考えるようにします。

からだでできるの表現の多彩さに教室中が沸きました。


色々試します。
「からだって意外といろいろ動くんだなあ。」

題名「エコバック」

テーマ「喜び」
次は相手のからだを感じあう
エクササイズをしました。

一つは手を使わずに背中で
支えあって立つエクササイズ。

もう一つは、お箸を指で支えあいながら、
様々なことをするエクササイズです。
目とつぶり、言葉も発せずに
コミュニケーションをとれるでしょうか。

足を遠くに離すほど、難易度がアップします。
お互いを感じ、信じ合わないとできません。

ひとさし指のお箸の向こう側の相手と
指でコミュニケーションをとります。

立つことができた二人は、
お箸を支えたまま、ぐるっと一回転。
指先に感じる相手と呼吸をあわせて。
授業の後半は、
「こえ」であそびました。

「こえ」であそぶための5つの要素を
みんなで考えていきました。

また声を共鳴させる部分についても
教えていただきました。

鼻で響かせる声と、口(唇)で響かせる声を実感。

頭で響かせる声はどんな声だろう。
子ども達の感想
身に付いたこと・こうしていきたいこと 発見したこと・「いいな。」と思ったこと

・恥ずかしがらず、表現したりできるようにしていきたい。

・からだのコミュニケーションの大切さが分かった。堂々とできた。

・声は気持ちを変えることができるし、気持ちは声を変えることができる、と改めて分かりました。

・場の空気によって、自然と声は変わっているんだ、と思った。

・普段できないあそびができました。これからもしたいです。

・色々な声を使うことを教わった。今まで大きい声、小さい声くらいしか使ってなかったけど、これからは、色々な声を使っていきたいです。

・人間のからだには、声を振動させられる場所が5つもあることにおどろきました。

・今日習った表現力を使えば「モテる」ことができるのでそれを身につけたい。

・2月の公演では、この声の出し方を実践してみたい。

・演劇は恥ずかしがってじゃできない、楽しまないとできないと知りました。


・みんなが楽しんでできていた。

・友だちが恥ずかしがらずに手をつないだり、色々なことを やっていたのですごいな、とおもいました。私もこれから、そういうふうにやりたい。

・心の中の本当の自分が、演劇では気楽に出せて楽しかった。

・スポーツとかはキライだけど、からだあそびは楽しい。またやりたい

・鴻上さんはものすごくおもしろい、と発見しました。

・あまりしゃべったりしなかった子とか、恥ずかしがり屋な子が、面白いことを言ったりしていたので、色々発見した。

・みんなの票は入らなかったけど、〇○くんとつくった彫刻は、ぼくの中では いい作品になったと思うし、〇○くんとの仲も、よくなったと思います。

・信じ合うと、手をつながず合図もなく背中合わせで立てることを発見。

・鴻上さんが、子ども扱いせずに接してくれて嬉しかったです。

・演劇の授業を楽しみにしていたけど、もっと楽しくなりました。

・恥ずかしがっている人なんて一人もいなかった。こういう風に、遊びながら勉強できる授業はいいなと思いました。