アンケート調査や教員の日々の見取り、児童や家庭からの情報から、本校の6月末時点でのいじめ認知数は35件、継続して対応中は4件でした。区教委には届け出済みです。この手の資料は1件1件ケースが異なるので単純な比較はできませんが、この6月終了段階で比べると、令和4年度は44件(うち対応中7件)、令和5年度は29件(対応中5件)です。この時期は30~40件で推移していると考えてよいかもしれません。
この数字をもって「増えた」「減った」と数値のみでの評価は避け、1件1件に対する学校の対応はどうだったか、保護者(特にいじめたとされる側)の対応はどうだっかをいつも振り返る必要があります。いじめアンケートであがった案件でも、「ごめんね。」の一言でお互い気が楽になり、その後3か月間何もないというケース(8割以上はこれです)もあり、双方の意見がかみ合わず平行線をたどっている案件、情報共有の難しい案件(相手にも親にも言わないでほしい等)、さまざまなケースに、教員とスクールカウンセラー、時には外部機関とも連携しながら対応しています。
ふれあい月間が終わっても、児童への毎日の見取りは終わりません。「大人」が実施するふれあい月間ではなく、児童本人がそれぞれ気を付け、声を掛け合いながら自己受容、他社理解できるようにしていきたいと思います。「いじめ行為は自分たちで撲滅する!」という生活集団にするのが最大の目的なのかもしれません。