夏休み④

 8月28日(水)に教職員で『窒息と痙攣発作への対応について』という緊急対応研修を、杉並消防署高井戸出張所の方々をお招きして行いました。半年前に福岡県で起こった給食時のうずらの卵による窒息事故はまだ記憶に新しいところですが、2学期を前に長期休業中を利用して研修を設定しました。1学期には食物アレルギー対応研修、AEDを使用しての心肺蘇生講習といずれも実技を伴った研修を行ってきました。

 窒息時の対応に効果のあると言われている『背部叩打法』『腹部突き上げ法』も、実際に児童が椅子に座って突っ伏しているケースや椅子から倒れこむケースなど状況に応じた実技研修を行いました。窒息時に喉をつかむ動作で世界共通のサインと言われる『チョークサイン』を教職員も周りの児童も見逃さないことが重要です。20~30秒ほど叩き続ける、低学年でも遠慮せずに力を入れて叩くなどの情報も共有できました。

 下の写真は痙攣発作対応の実技研修です。意識がない場合の回復体位も、気道を確実に確保するための方法を学び合いました。痙攣は心肺停止の直前に起こることが多いので、痙攣収束後も呼吸と脈拍の有無を確実に確認することも教えていただきました。

 

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