ドイツの高校の話です【夏休み企画③】

ある雑誌に載っていた、日本では考えられない話題を一つ掲載します。

ある高校で、体育の時間に、教室に置いてあった上着や洋服が盗まれるという事件が起きました。そこで先生は、「盗まれた服を補償してもらうには、あなた方が警察に行って、話をしないといけない。」と言い、その後各々で警察に行ったということです。服が授業中に盗まれた旨の話をすると、どこで、いくらで買ったかを記載する申請書を提出してその日は終わり。後日、保険会社から洋服代が振り込まれるという形でこの盗難事件は終わります。

生徒は新しい服が買えるので、誰も文句を言いません。先生も犯人探しをしません。保護者も「学校でこんな事件が起きました!」という連絡を学校にする人はいないといいます。すごく割り切った考え方で、それぞれ管轄する人に解決してもらうということでしょうか。日本でいう、「生活指導」の概念があまりない、このケース、みなさんはどうお考えでしょうか。(ドイツの高校すべてに当てはまるわけではないと思います)

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