ネット社会の歩き方

「重い十字架を背負いました」と、元警部補で現在はコメンテーターとして多方面で活躍されている方がおっしゃっていました。今、大問題となっている回転寿司店に関係する不適切動画についてのことです。引用させていただくと、次のようなことにまとめられます。①いま出回っているこの少年の情報は、ネット上で半永久的に残り続ける。②今後少年が進学、就職、結婚など人生のさまざまなステージを経る際に、関係者に名前をネットで検索されて、不利益を被る可能性が十分にある。③実際、過去に起こったバイトテロ事件では、未だにその犯人の名がネット上でさらされ続けている。

「ある意味、刑事や民事での責任追及より恐ろしい。しかし、少年はこれを想像していなかったはず。“確信犯”でなくても、誰でも悪意の沼にはまってしまう危険性があるところに、SNS社会の本当の恐ろしさがある。」 と前述の方が付け加えてました。

 

今後の社会においては交通ルールと同様、あるいはそれ以上に重要なのが、「ネット社会の歩き方」と言われています。それは知識なのか、あるいは想像力なのか。子供たちのスキル向上、情報収集のすごさは大人の想像を越えているかもしれません。沼にはまる前に何とかしたいのは、親御さんも学校も同じだと思うのですが、大変難しい問題です。

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