浜田山小学校では、今年度も慶應義塾大学理工学部と連携したAIロボット授業を行っています。
5年生は、総合的な学習の時間で取り組んでいる「SDGsに関わる探究活動」の一環として、身近な食品ロスの問題について考えました。
AIロボット授業では、グループに1台のSotaが配置され、知識ネットワークを生かして児童の質問に答えたり、支援プログラムに沿って発言の少ない児童に発言を促したりと、話合いを進めていきます。
今年度はさらに、2台のアバターロボットを配置し、先生の代わりとなって各グループの支援に入ります。Sotaから随時、話合いの状況記録が送信され、各グループの話合いの状況に応じてアバターロボットを派遣します。
児童たちは、Sotaによる話合いの進行に、知識の量や会話を音声認識している様子に驚くとともに、人間とは違うコミュニケーションの難しさを感じていました。また、アバターロボットについて、視野を広く全体の様子を見守ってくれていることへの安心感と、本物の先生にいてほしいという不安感をもちました。
今は研究途上の取組ですが、こういった先進的な技術を体験した児童たちが、未来の社会を切り拓いていくと信じています。