『変わる非行の場』

表記のタイトルの記事が、とある教育系新聞に掲載されていました。記事によると、少年の刑法犯の検挙・補導人数については、平成27年度から令和2年度ではおよそ半減(6.5万人→3.2万人)しているが、ネットいじめ被害者は2倍(9千人→1.8万人)、10代自殺者は1.4倍(536人→763人)となっています。(法務省、文科省、厚労省の統計による)

ある社会教育学者は、「子どもの問題行動は、非可視化、内向化が進んでいる。仲間とつるんで大々的な悪さや反抗をするのではなく、個々人がスマホ等の画面に見入り、ネットいじめ等の被害に遭ったり、自殺勧誘サイトの有害情報に接したりする。そしていざ問題に巻き込まれると、自分で抱えこんでしまう」と分析していました。

情報教育はもちろん大事ですが、リアルな関係の構築、人と協働する体験、経験の重要性を再確認しています。大人のかかわり方が本当に大事になってきそうです。

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