その立場にもしたったら、それはそれでお辛いでしょうが、この地域は学校やわが子から得る情報を総合的に判断し、相手児童とそのご家族のことを最大限お考えいただき、ご対応される方々ばかりだと思います。その間に立つ学校も、確かな情報を迅速にお伝えし、双方に寄り添う姿勢で早期解決に向けて適切な対応を心掛けます。
昨年の6/20、本稿で「今月は『ふれあい月間』です。(その2)」というタイトルで、いじめについてふれています。そこでは、「いじめられる人」よりも、「いじめている人」の方が(数が)断然多い、と記してあります。今でも私はそう思います。続けて、「わが子がいじめられているかもしれない確率よりも、いじめているかもしれない確率の方が高い」とも記しています。本校は昨年度、いじめ認知数として99件を区教委に申告しています。いじめられたとされる対象者はのべ99人ですが、いじめる側の人数はおそらく99をはるかに超えます。
「暴力を伴わないいじめ」に関してですが、継続率や再犯率も考慮した上で、被害経験と加害経験の割合に大きな差が見られない(いじめた経験といじめられた経験はほぼ同数)、という調査結果があります。(以下に国立教育施策研究所の調査結果のサイトを紹介します。P10~P11に上記のことが載っていますが、それ以外もお時間あればお読みください。)
tsuiseki2016-2018.pdf (nier.go.jp)
いじめは誰もが起こす可能性があります。いじめる側の保護者になることも選択肢から外さずに、大人みんなでしっかり見守ってしっかり対応していければと思います。