今ここでもう一度「いじめ」を考えたい⑦

6/20にもこの校長だよりで発信しましたが、法令上のいじめとして認知し対応した案件をみてみると、個人対個人のケースが割合として多いのですが、やはり総数では「いじめられた人」よりも、「いじめている人」の方が総計としては多いです。これまで勤務していた地域でも同じでしたし、ほとんどの地区で同様の傾向があるのではないでしょうか。報道で大きく取り上げられるいじめに関する報道でも、やはりいじめに関与している人の方が多いです。(※個々の案件にもよります)

前にもこの校長だよりで書きましたが、「いじめよう」という強い意思をもって行為をする子はほとんどおらず、「つい、ふざけて」「相手がやって(言って)きたから」「お互いさまだし、わかってやっているから」という言葉がよく出てきます。大人(教員や保護者など)はこの傾向を頭に入れ、事実と定義に基づき、毅然とした態度で接しながらも、被害児童、加害児童ともに寄り添う気持ちをもちながら適切に対応することが大事なのではないかと思っています。

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