今ここでもう一度「いじめ」を考えたい⑩

法律も定義もあるいじめ。それぞれの事象をその枠に当てはめることはできますが、法律や定義が解決してくれることはありません。やはり周りの大人や友達が早く気付き、目の前の児童がつらい思いをしないようにしたいし、万一相手に嫌な思いをさせる行為をしてしまったのなら、児童同士で解決できるような関係づくりとスキルを今後も学ばせていく必要があります。

児童を信じ、また児童同士の解決力を信じながら、良好で柔軟な関係性を教員と児童がもてるように学校は取り組まなければならないと思います。双方からの意見をしっかり聞き、学校は教育機関であることを念頭に双方に寄り添うことが重要です。その意味で学校の責務は大きいことを全職員が理解し、今後も指導を続けてまいります。(⑩回目の今回でこの連続コラムは一度区切りとさせていただきます。これまでお読みいただきありがとうございました。)

コメントは受け付けていません。