「いじめ」には、いろんな考え方があり、その分類の仕方もさまざまです。いじめについてより深く知るためには、そのいくつかあるいじめの分類についても理解しておく必要があります。
【社会通念上のいじめ と 法令上のいじめ】いじめ防止対策推進法の制定以降、この「法令上のいじめ」という捉え方が一般化し、いじめ認知の範囲が広がりました。些細なことも見逃さないという考えだと思います。
【①いじめ防止対策推進法上の「いじめ」 ②民事上の損害賠償責任が成立する「いじめ」 ③犯罪に該当する「いじめ」】①→②→③と被害の様子が大きくなってきます。①は上記でも紹介した「法令上のいじめ」です。いじめすべてが損害賠償の対象になったり、犯罪になったりするわけではありません。
【いじめの行為としての分類】身体的ないじめ(暴力等)・無視 ・性的ないじめ ・嫌なことを強要する・陰口、悪口・物質的ないじめ・ネットいじめ・噂を流す・笑い者にする・暴言・勉強などを妨害する・わざと間違った情報を与える などが相当します。
いずれにせよ、大事なのは未然防止です。大人がすべきこと、子ども自身でもできることをしっかり認識し、行動に移せるようにしたいです。