本校では生活向上委員会が中心となり、「あいさつ運動」を行っています。また、高井戸中学校区の3つの学校(高中、高東、浜田山)で掲げているスローガンには、「つなげよう 挨拶の輪」とあります。挨拶の重要性、必要性については、誰もが認めるところであると解釈しています。ただ、どうでしょう。「挨拶をしよう」「挨拶運動」と聞いて、思い浮かぶ挨拶の言葉は、「おはようございます」や、「こんにちは」「さようなら」ではないでしょうか。「朝の挨拶 帰りの挨拶」という言葉も学校では定着していることもあり、特に学校の中では上記のようなイメージが強いです。
でも、私は、「ありがとう」「ごめんなさい」も、「挨拶」と同義にとらえ、「挨拶」同様定着させたいな、といつも思っています。厳密には、「ありがとう」等は気持ちを表現する返答の言葉なので挨拶ではないのでしょうけど、広義の意味でコミュニケーションのために、挨拶と同等に大事にしたい、定着させたい言葉です。
「おはようございます」「こんにちは」も、「ありがとう」「ごめんなさい」も、学校中にあふれることを想像すると、それだけで素敵な気分になります。「ありがとう、は挨拶ではない。」と言ってしまったら、広がりません。定着しません。コミュニケーション能力の育成は、本校が目標としている「非認知能力の獲得」につかながります。こういう言葉がぱっと出てくる環境づくり、仲間づくりを目指します。