標記タイトルは、7/5の大手新聞朝刊一面に掲載されていた記事から引用しました。対話型人工知能「チャットGPT」をはじめとする生成AIの利用に関するガイドラインについて文科省が指針を公表しました。記事を読む限りでは、まだまだ使用については限定的だし、正しい活用について教員が研修すべき内容も多いです。暫定的な活用具体例は示されましたが、本格的な利活用まではまだまだ実証研究が必要のようです。当たり前ですが、読書感想文や詩・俳句、短歌の創作で安易に利用することは不適切と文科省は話しています。
生成AIの一つでもあるチャットGPTは、使用規約に年齢制限があり、13歳未満は利用が認められていません。その他、各種SNSも実は年齢制限があるものが多く、LINEを除けばほとんどのものが13歳未満は利用禁止という制限があります。ですが、児童からも、TikTokやYouTubeの視聴(あるいは投稿)の話は出ることも多く、このあたりはもう学校では管理できません。課金、ネットでの誹謗・中傷、詐欺などの被害は、最終的には端末利用者(契約者)が被ることになります。
交通安全でも避難訓練でも「自分の身は自分で守る」ことをよく指導します。今後児童が身に付けるべき能力の一つに「自分で考え、選択し、行動する。」ことが加えられることは間違いなさそうです。