過去にも本欄でこの内容の記事を掲載いたしました。『敬老の日』のように祝日ではなく、『父の日、母の日』ほど根付いている日ではありませんが、これはもともと国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1994年に制定したもので、今年でちょうど30周年になります。世界ではイベントを大々的に行う国もあり、学校の教師のみならず、習い事や地域スポーツの監督やコーチ、かつてお世話になった恩師やセミナーの講師など、すべての「先生」が対象なのです。
校内にはポスターが貼られています。浸透度、認知度は残念なことにまったく低いですが、私たち教師側が宣伝、啓発するのも、どうなのかな…という思いはあります。「父の日、母の日」のように「日頃の感謝を伝える」となると、かなりのハードルになりそうです。「感謝」のほか、「応援している」「理解している」という伝え方もあると思います。これは大人同士でもできると思うし、「父の日、母の日」同様、日常的にできることなのだと思います。
本校は心の教育を推進しています。誰に対しても、「感謝している」や「応援している」「理解している」ことを、「○○の日」だけではなく、自分のタイミングで伝えられたらいいな、と思います。そんな子に育てるために、大人たちが率先できるような地域になるよう、学校でもさまざまな発信、啓発をしていきます。