3日目は閉校式を終えて富岡製糸場に行きました。閉校式ではお世話になった宿舎の方から感謝のお話がありました。人の支えは見えにくいもの。この移動教室の準備にお家の方々、先生方がたくさん見えないところで支えています。そのことを想像し、感謝の気持ちを忘れないでください…。どの子も真剣な眼差しで聞いていました。
世界遺産富岡製糸場見学はクラスごとにガイドが一名付き案内してくださりました。明治初期の頃、当時近代化されたこの施設は国の発展の象徴であったことでしょう。富岡製糸場は明治政府の近代化政策のもと、主要輸出品であった生糸の品質向上と増産を目指し、1872(明治5)年に設立された日本初の官営模範製糸場です。当初はフランスの製糸技術を導入、その後は国産技術の改良を主導し、常に日本の製糸業をリードしました。さらに養蚕農家と連携した原料繭の品質改良や品種統一にも先鞭を付け、日本の絹産業の発展に大きく貢献しました。また、木骨煉瓦造工法が特徴的な創業当初期の主要建造物が現在もよく残っています。教科書にはない体験がたくさんありました。