学校運営協議会について
みんなでつくる、みんなの学園
杉並和泉学園はコミュニティ・スクールになりました
平成27年10月、杉並和泉学園がコミュニティ・スクール(地域運営学校)になりました。
「と言われても、何が変わったのかわからない」という人も多いはず。
小学部・中学部の保護者の皆さんから寄せられたたくさんの質問にお答えします。
コミュニティ・スクールって何ですか?「学校運営協議会」を通じて保護者や地域の方々が学校運営に参加できる学校です
これまでの公立学校は、自治体の教育委員会が管理・運営していました。それに対してコミュニティ・スクール(CS)は、新たに設置された「学校運営協議会」を通じて、保護者や地域の方々の力や考えを取り入れながら学校運営をしていきます。
CSになることで、よりよい教育を実現すると同時に、学校が地域活性化の核となることも期待されているのです。
学校運営協議会って何ですか?
学校運営の基本方針を承認したり、意見を述べたりできる機関です。CSの特徴は、なんといっても「学校運営協議会」があることです。学校運営協議会には一定の権限と責任が与えられ、学校運営の基本方針を承認したり、教育活動について意見を述べたりすることができます。また、教職員の任用に関する意見を、教育委員会に提出することも可能です。
学校運営協議会の委員は誰がなるのですか?
学識経験者、学園長推薦、公募の12人(以内)です。学園長(校長)のほか、学識経験者(3人以内)、学園長推薦(4人以内)、公募(4人以内)の計12人以内で構成されます。委員は、学園長の考え方や学校の実情を十分理解したうえで意見を述べることができる人でなくてはいけません。委員の任期は2年、再任の回数には制限があります。
CSの学校運営の責任者は誰ですか?
学園長(校長)です。CSになっても、学校運営の責任者は学園長(校長)であることは変わりません。ただし、学校を運営するにあたって、保護者や地域の方々が参画できる仕組みがしっかりあることが、大きなちがいです。
教職員の人事にも意見できるのですか?
CSの目標を実現するための教員配置が中心です。保護者や地域の皆さんの意見を学校運営に的確に反映させるには、それを実現できる教員が必要となることも多いでしょう。これまでに出た意見も、「地域との連携を強化したいので、社会教育主事の資格をもった教員を配置してほしい」など、目的に応じた教員を求める声が中心です。
コミュニティ・スクールってどのくらいあるの?
全国で約3600校、杉並区は49校です。CSは平成16年から全国各地で導入が始まりました。全国の約3万校の小中学校のうち、平成27年度には約3600校がCSとして運営されています。杉並区では、平成17年に桃井第四小など4校でスタート。現在は区内の小中学校の8割近い49校がCSになりました。3年後 には区内全校がCSになる予定です。
学校支援本部との役割分担は?
アドバイザーかサポーターかの違いです。「学校運営協議会」は学校運営に関与しますから、学園のアドバイザー役といえるでしょう。「学校支援本部」は地域のボランティアによる学校のサポーターです。両者がそれぞれの役割で連携することで、きめ細かな学校支援ができると考えています。
学校評議員との違いは?
保護者や地域の声が、より反映されやすくなります。学校評議員は「校長の求めに応じて、個人として意見を述べることができる」という役割でしたが、学校運営協議会は校長の求めによらず、意見を述べることができる一定の権限をもっています。杉並区では、CSになった学校には学校評議員を置かないことにしています。
杉並和泉学園 学校運営協議会
〒168-0063 東京都 杉並区 和泉 2-17-14
03-3322-4251 (代表)
更新日:2018年9月29日