学園長ブログ

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2021.01.17あれから26年

写真

 高速道路が倒壊している写真を見て驚いた人も多かったかもしれません。平成7年1月17日5時46分、淡路島北部、深さ16kmを震源とするマグニチュード7.3の地震が発生しました。この地震により、神戸で震度6を観測したほか、豊岡、彦根、京都で震度5、大阪、姫路、和歌山などで震度4を観測するなど、東北から九州にかけて広い範囲で有感となった。また、後に神戸市の一部の地域等において震度7であったことがわかりました。

 この災害による人的被害は、死者6,434名、行方不明者3名、負傷者43,792名という極めて深刻な被害をもたらしました。住家については、全壊が約10万5,000棟、半壊が約14万4,000棟にものぼりました。交通関係については、港湾関係で埠頭の沈下等、鉄道関係で山陽新幹線の高架橋等の倒壊・落橋による不通を含むJR西日本等合計13社において不通、道路関係で地震発生直後、高速自動車国道、阪神高速道路等の27路線36区間について通行止めになるなどの被害が発生しました。ライフライン関係では、水道で約123万戸の断水、下水道で8処理場の処理能力に影響が生じ、工業用水道で最大時289社の受水企業の断水、地震直後の約260万戸の停電、都市ガスは大阪ガス(株)管内で約86万戸の供給停止、加入電話は、交換設備の障害により約29万、家屋の倒壊、ケーブルの焼失等によって約19万3,000件の障害が発生するなどの大きな被害が生じました。この後、多くの地震が日本を襲っています。あの当時のことは映像でかなり覚えているのですが。今あらためて当時の写真を見ていて、地震のエネルギーの大きさに改めて驚かされます。東京であったらと考えると26年前を忘れることはできません。

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