2021.03.25小学部 第1回 卒業式
小学部の卒業式も合唱等はなかったのですが、在校生代表の5年生も参加し、歓送では中学生も参加、学園にいるすべての人で6年生を送ることができました。すてきな卒業式でした。卒業生全員の活躍をお祈りしております。なお、中学部のときにも紹介できていないので、杉並区からのメッセージを紹介したいと思います。
祝辞
本日、小学校の全課程を終えた卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。また、常に温かい愛情をもって、今日まで育ててこられました保護者の皆様、お子様の御卒業を心からお慶び申し上げます。
卒業生の皆さん、今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により新しいスタイルの生活が始まり、これまでと大きく異なる一年でした。その中で、皆さんは最高学年として、在校生のよきお手本となり学校をリードしてくれました。どうもありがとうございました。
さて、昨年の十一月に、九十四歳で天寿を全うされました、杉並名誉区民である小柴昌俊先生は、出会いの大切さを常に次のように語っておられました。「物理学と自分を結び付けていただいた先生、自分の可能性を信じ個別に指導していただいた先生や物理学を教えてくれた友人、共に研究に携わった仲間たちなど、かけがえのない出会いがあったからこそ、ノーベル物理学賞をいただくことができた」皆さんは、小学校生活でどのような出会いがありましたか。友達や先生方、地域の方々など、全ての出会いが今の皆さんを育んできました。この出会いは、まさにかけがえのないものです。今までたくさんの人とめぐり会ってきたことの幸せを、改めて感じてほしいと願っています。
いよいよ、四月からは中学生です。未来は、皆さんの夢や目標の実現のためにあります。その中で、必ず、かけがえのない出会いがあります。その出会いの一つ一つを、自分の更なる成長につなげていってください。皆さんは、人との関わりが日々の生活を支え、学びの視野を広げてくれることを学んできたことでしょう。これからもたくさんの人との関わりを通して、皆さん自身が、出会った人たちにとってかけがえのない一人となる、そんな人に成長することを、心から期待しています。
結びに、入学以来今日までの六年間、卒業生の健やかな成長を願い、御指導に当たられました校長先生をはじめ教職員の方々、並びにPTAや地域の皆様に深く感謝申し上げます。これからも子どもたちを励まし、温かく見守ってくださいますようお願い申し上げ、祝辞といたします。
令和三年三月二十五日 杉並区長 田中 良 杉並区教育委員会