2021.12.11学園だより12月号「もういくつねると」
もういくつねるとお正月 お正月には凧あげて こまをまわして遊びましょ はやくこいこいお正月
もういくつねるとお正月 お正月にはまりついて おいばねついてあそびましょ はやくこいこいお正月
子供にとって1年間で最も楽しみな季節を迎えました。もうすぐ冬休み、そしてクリスマス。今年もサンタさんは来てくれるのでしょうか。大晦日にはそばのように長く生きられるようにと年越しそばをいただきます。一晩寝るとお正月です。お年玉(元々は家の主人が家族にお餅を分けていたそうです)をいただき、おせち料理(昆布巻き・みんなが喜ぶよいことがある。伊達巻き・昔の書物に似て、物知りになれる。丸まったエビ・腰が曲がるまで長生きできる。数の子・たくさんの子どもに恵まれる。田作り・豊作祈願)も美味しいです。羽根つき(邪気払いの意味がある。打ち損じると顔に済を塗るのは魔除けのおまじない。コマ回し(物事が円満に運ぶ、うまく回ると子供が早く独立できる。福笑い(笑う門には福来る)など、楽しい遊びもいっぱいです。9年生も大晦日までは勉強で忙しいことと思いますが、新年の3日間は新たな気持ちで自分のこれからをイメージし、今年の決意を新たにする絶好のチャンスです。初詣もいいかもしれません。
さて、もういくつ寝るといえば、先日、初めて小学校の移動教室に参加しました。5年富士学園、6年弓ヶ浜学園、7年フレンドシップスクール(北塩原、グループごとに民宿に泊まります)、8年スキー教室(菅平高原)。9年修学旅行(関西)と5年生から9年生まで毎年2泊3日の宿泊行事があります。「同じ釜の飯を食べる」という言葉があります。昔は鎌でお米を炊いていました。飯盒でご飯を炊いたことのある人はイメージできると思いますが、同じ釜で炊いたご飯をみんなで分け合って食べることで苦楽を分かち合い、より親しい間からになることです。5年生もたった3日間なのですが、ひとまわり成長したように感じます。これから卒業式で在校生代表として6年生を送り、4月からは最上級生として学園小学部のリーダーに育っていってくれることでしょう。この感覚は8年生のスキー教室でも感じていました、それまで、ちょっと心配かなと思っていた8年生も4月からはちゃんと9年生の顔で新入生を迎えてくれます。宿泊行事の力を改めて感じさせてくれた、寒かったですが、素敵な3日間でした。
また、年末・年始にはテレビも特別番組が多く、思わす見てしまいます。スポーツもお正月恒例の大会が目白押しです。全国高校サッカー選手権大会、全国大学ラグビー選手権大会など楽しみにしている人も多いことと思います。そんな中で2日と3日は「箱根駅伝」を見るという人もいるのではないでしょうか。2022年98回目の駅伝ですが、本番で2日の107.5km、3日の109.6kmを走れるのは、前年の大会10位以内でコールした10チームと、予選会を勝ち抜いた10チーム、あと私が毎年応援している「関東学生連合チーム」の合計21チームです。今年の予選会は10月23日に立川市の陸上自衛隊立川基地内の21.075kmで行われました。出場したのは41校、各校10~12人が走り、上位10人の合計タイムで出場校が決まります。出場できる予選会10位のチームのタイムは10時間45分41秒。出場できない11位のチームは10時間46分36秒とその差は1分もありません。そして、この予餞会で敗退した学校の選手の中から個人成績を参考に編成されるのが学生連合チームです。選手は各校1名で外国人留学生は走れません。そして、過去に箱根を走ったことのないことが条件になっています。そして予選会11位の大学の監督がこの連合チームの監督として指揮をとります。さらに、2番手と3番手の大学の監督がコーチを務めます。このチームが最初に箱根を走ったのが2003年で「関東学生選抜チーム」という名称だったそうです。2015年から現在の名称になり、本選に出場できなかった大学から優秀な選手16人が選ばれ、その中の10人がお正月に箱根を走ることになります。各校のエースが集まったチームなので、きっと頑張ってくれるのではないかと思い毎年応援しています。自校チームの代表として白いタスキをつないでくれるよう応援したいと思います。おっと、箱根の前に明日は杉並の中学校対抗駅伝大会です、今まで練習を重ねてきた高円寺学園チームの応援に出かけます。「がんばれ、高円寺」
今年1年間みなさまの学園へのご理解とご協力に心より感謝申し上げます。良い年をお迎えください。