2022.01.10成人の日
今日は「成人の日」。成人の日は、法律によると「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨としています。この日には、各地で成人式が行われます。昨年は杉並区では実施したのですが、都内の他地区では実施されませんでした。今年は20歳になった人を祝う日だったのですが、約3カ月後の4月1日には、2018年、約140年ぶりにルールが改められ、大人になる年齢が18歳に引き下げられます。 法務省は「若者の自己決定権を尊重するものであり、その積極的な社会参加を促すことになる」と説明しています。 さらに法務省は「世界的にも、成年年齢を18歳とするのが主流」だとし、OECD加盟国のうち、米国など32カ国が18歳を採用している。英国は1969年、ドイツとフランスは74年にいずれも21歳から18歳に引き下げています。日本では近世まで、おおむね13~15歳で元服(成人儀式)を迎えていました。近代化を進めた明治期に欧米諸国が21~25歳を成人としていたため、引き上げが検討され、1876(明治9)年に20歳とされ、約140年にわたり続いてきました。成人すると「親の同意なしで契約できる」「公認会計士、司法書士などの国家資格取得」「裁判員に選ばれる」「10年有効パスポートの取得」「性同一性障害の人の性別変更請求」「外国人の国籍取得」「結婚」など ができるようになります。「大人になる」ためにはどんな力が必要なのでしょうか。