学園長ブログ

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2022.02.081年 国語 ずうっと、ずっと、大すきだよ

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この物語に取り組んで6時間目になります。最初に読後の感想を交流し、次に「ぼくとエルフが小さなころと成長してから」など物語を場面ごとに考えてきました。今日は「ずうっと」の意味を考えるところから授業が始まります。子供たちは自分の課題を短冊に記入、場面ごとの模造紙に貼っていきます。物語を簡単に紹介します。

犬の「エルフ」と「ぼく」は、幼いころから一緒。共に遊んだり、いたずらしたり、添い寝をしたりしながら、一緒に大きくなりました。しかし、お互い子どものころから一緒に暮らしていた犬や猫は、人間の子どもより速いスピードで成長します。成長が速いということは、早く年老いるということ。お父さんやお母さんも、お兄さんや妹も大好きだったエルフは、歳を取って体が少しずつ弱り、眠るような死を迎えました。家族みんなが悲しみに暮れて涙を流す中、ぼくは、年老いたエルフがあまり動けなくなった頃から毎日、「ずーっと、だいすきだよ」と声をかけ続けてきたことを思います。若いころはやんちゃで、お母さんの花壇を掘り返したりお皿を割ってしまったりといういたずらもしばしばしたエルフでしたが、家族の全員が、エルフのことを大好きで大切にしていました。ぼくと違ったのは、その思いをエルフに伝えていなかったこと。みんなは、言わなくてもエルフも分かるだろうと思っており、エルフもみんなの気持ちを十分に察していたかもしれません。相手が人間でも動物でも、意思を伝え合うことができる相手には、大切に思う気持ちを何度でも何度でも伝え続けよう、というぼくの思い。やがて誰にでも来る死を思うと襲われる悲しみを、ぼくの思いが少し癒してくれるような気がしました。

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5年 社会 自然災害を防ぐ

授業は小笠原の動画や日本各地の世界自然遺産の写真から「自然」について考えるところから始まります。次に、「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」「豪雨による洪水」などの写真から、自然災害について考えます。そして、内閣府「世界の災害に比較する日本の災害」の資料を見ます。世界で発生する地震の20%が日本で起きていること。多い火山など、日本で自然災害が多い理由や、災害の種類や、災害に対する対策等について、考えたことや疑問に思ったことをロイロノートで共有し「学習問題設定」へと迫っていきます。

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