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2022.02.27宇宙飛行士13年ぶりに募集

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士候補者選抜試験の受け付けが12月21日から始まりました。13年ぶりとなる新規募集の最大の特徴は、3年以上の実務経験があって、身長149・5~190・5センチ、両眼とも矯正視力で1・0以上、色覚、聴力が正常であれば、文系でも応募できること。年齢も学歴も不問です。JAXAは「宇宙飛行士に、転職だ」をキャッチコピーに多くの人の挑戦を待っています。

これまで宇宙飛行士を目指すには4年制大学で理学、工学など自然科学系を専攻し、卒業後、自然科学系の分野で3年以上の実務経験を積むことが必要でした。その上で、身長158~190センチ、体重50~95キロ、最高血圧140以下、最低90以下などの条件がありました。しかし、今回は学歴不問。実務経験も分野、就業形態(正社員、派遣、自営など)は問われず、体重や血圧、泳力もなくなりました。JAXAは体重について「生活指導などで増減がある程度可能」、泳力も「訓練時に習得する」としています。身長の下限も158センチから149・5センチになり、女性も受験しやすくなります。今、現役の宇宙飛行士は7人です。全員男性で平均年齢は52歳。JAXAは60歳定年で、宇宙飛行士も60歳でミッションを終え、引退するため、アルテミス計画と呼ばれる有人月探査計画が本格化する2030年ごろには2人になってしまいます。オンラインで行われた採用説明会で飛行士は「13年、新人が入ってこない組織はないと思う」とぼやき、参加者の笑いを誘っていましたが、今後は5年に1度のペースで新規募集が行われる見通しです。JAXAは応募条件を緩和することで、多様で幅広い人材を求めています。特に重視しているのは、ミッションに参加して得た経験や成果を世界の人に伝える表現力、発信力です。「今まで私たちが持っていなかった才能を持った方が宇宙を体験してどうフィードバックしてくれるか」現役飛行士は楽しみにしています。

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