2022.10.08地域防災訓練 ~ 地域の一員として
10月8日(土)は中学部の生徒が登校して、高円寺学園震災訓練が行われました。
「生徒が登校している中、首都直下型地震が発生し、地域住民である被災者が震災救援所である高円寺学園へ多数避難してきた」という想定をした地域合同の防災訓練です。
杉並区では震度5強以上の地震が発生した場合、杉並区災害対策本部の統括のもと、地域と区と学校からなる運営管理本部が震災救援所を運営し、震災者の支援を行います。住民の誰もが救援活動・復旧活動に参画し、相互に協力をすることが震災救援所の活動方針です。
中学部の生徒は、近い将来に地域社会の一員として役割を担う日がきます。本日は、ボランティアとして活動される方々の姿から、未来の自分のあるべき行動を学ぶことも目的と一つとして、有意義な学習をすることができました。
訓練は、通常の地震に備えた校庭避難のあと、避難者受入の受付訓練から始まりました。続いて、高円寺担当の区初動職員の方から、感染症対策施設として設置するテントと、ガスを用いた発電機の扱い方を、体験を交えて教えていただきました。最後に小アリーナに移動して、地震発災時の行動や備えの心構えに関する映像資料と、救援所所長のお話から自身の生活を考える時間をもちました。生徒たちは、終始真剣な表情で臨み、収穫の多い時間にすることができたようです。
特に、杉並区中学生レスキュー隊員の24名は、それぞれの部署を分担し、立派に活躍をしていました。先月は運営連絡会の総会にも出席して、流れや役割について話し合った隊員の面々は、そろいの帽子を被り、胸を張って意欲的に会場を飛び回っていました。受付や誘導、資材の搬出入など、大人に混じって責任をきびきびと果たすリーダーたちは、とても頼もしく見えました。 紺の帽子が、受付を担当した中学生レスキュー隊の3人です。