2023.03.17中学部9年生55名が巣立ちました。
3月17日金曜日、本日、中学部第三回卒業式が挙行され、55名の9年生に中学部3年間、そして、義務教育の全課程を修了したことを認める卒業証書を授与しました。
今年の卒業生は、3年前の新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言時に入学した生徒です。また、本学園が開園した時に入学してきた生徒たちでもあります。
私からは、この全世界の人にとって経験した事もないコロナ禍の中で、逞しく皆で支え合って学園生活を送り、教育目標に示された「夢に向かい たくましく生きるよう」とする学園スピリットをしっかりと育んできたことを称えるとともに、これからの人生において、逆境にあってもしなやかに回復していく力「レジリエンス」を高めてもらいたいという最後のメッセージを贈らせていただきました。
そして、卒業生代表の生徒からは「別れのことば」として、3年間の思い出、下級生へのメッセージ、友達や教職員、地域の方々、お家の人への感謝の気持ちが伝えられました。また、8年生の代表から「送ることば」として、9年生との思い出、尊敬の念、感謝の気持ちや自分たちが伝統を引き継いでいこうという決意が述べられました。その後に続く式歌は、9年生による「友」「旅立ちの日に」、全校での「光よ満ちて」の3曲でしたが、どの曲も生徒たちの中学部の全ての課程を終えたことへの誇らしさ、大切な仲間・後輩への感謝の気持ち、寂しさの詰まったもので、参列した者の心を打つものでした。
卒業式が終わった後、ご来賓の方々から「感動的な卒業式だった。」「歌声に涙があふれてきた。」「小学校1年生の時から知っている生徒が立派に育っているのを見て、感無量だった。」などのお褒めの言葉をたくさんいただきました。
生徒たちは式の終了後、教室に戻り、仲間や先生との最後の時間を過ごした後、小中学部生全員に見送られて、昇降口を出ていきました。
学園中学部の礎を築いてくれた55名の卒業生の未来が「しあわせ」に彩られる事を心より願っています。すてきな中学部卒業式でした。