2023.09.198年生が職場体験で学んだことをプレゼンしました。
9月19日火曜日の5・6校時、8年生たちが7月に実施した職場体験成果報告会を実施しました。
8年生は、学校支援本部のマネジメントにより、キャリア教育に位置付けられた教育活動として、高円寺のまちにある22の事業所・店舗で3日間にわたり、実際に働く体験(職場体験)をしています。今回は、その体験学習から感じたこと、身に付いたこと、気が付いたこと、考えさせられたことをまとめ、グループ単位でプレゼンテーションをしました。その発表からは、生徒一人一人が働くことの意味・意義を自分たちなりに一生懸命、見出そうというとする姿が見受けられるなど、短期間で大きく成長したことを実感しました。
おおよそのグルーブが「楽しかった。」「為になった。」という感想を述べていましたが、職場体験がそのような気持ちで終えることができたのも、体験先の事業者の方々の暖かな支えあっての事だと思います。
「実際の仕事は楽しいことばかりではない。」と大人は言う事でしょう。しかし、多感な中学生の頃に、一生懸命に目的意識をもって働く方々に出会い、働くことの「楽しさ」「誰かに感謝されること」を味わうことは、きっと将来、夢を実現したり、自身の生きがいとする職業生活を獲得しようとしたりする強い意志に結び付くものと考えます。
「人はなぜ、働くのか。」という哲学的な問いに対する答えは、簡単に出せるわけではありません。しかし、自然に「お客様」と呼ぶ生徒たちの発表の様子を見ていると、柔らかな感性をもつ中学生なりの答えを導き出しつつあると思いました。
今日は沢山の保護者の方にもご参観いただきました。きっと自宅に帰った時、家庭の中でも働くことについて、家族の話題にされたのだと思います。
この学習活動、体験学習や家庭での保護者の方とのやり取りを通して、生徒たちに「職業観の種」が蒔かれたのではないかと思います。
8年生、頑張りました。皆さんの成長を実感する、すてきな報告会でした。