学園長ブログ

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2023.11.02スケアード・ストレイト(恐怖直視)の技法を用いた自転車安全教室を実施しました。

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 11月1日水曜日、午後1時35分より、旧杉並第四小学校校庭において、生徒一人一人に自他の命を守る安全教育の取組として、杉並区が杉並警察署のご協力を得て実施する「スタントマンによる自転車安全教室」を実施しました。本学園の校庭で実施すればよいのですが、人工芝で自動車の進入を制限しているため、旧杉四校庭で実施となりました。

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 この取組は、怖い思い、ヒヤリとする体験を通じて、自他の命を守ることの大切さを学ぶ「スケアード・ストレイト(恐怖の直視)教育技法」を取り入れたものです。この技法は刺激が強いため、小学部(小学校)での実施はありません。

 昨年度1年間で杉並区内では、4名の方が交通事故により尊い命を亡くしています。一昨年よりも亡くなられた方は減っているものの、怪我をされた方は増えていたようです。子供の交通事故も44件(幼児6件、小学生28件、中学生10)も発生したようです。その中の自転車事故は23件(小学生15件、中学生8件)、52.3%と報告されています。

 最後に杉並警察署の方から、事故を起こしてしまった人の多くが「まさか自分が事故を起こしてしまうなんて思わなかった。」と取り調べの場で反省するとおっしゃっていました。今日の自転車安全教室の学びから、参加生徒全員が、交通ルールを順守しなければ、いつでも自分自身が被害者の立場になったり、加害者の立場になったりする事を肝に銘じてくれたものだと思います。中学部の生徒たちのために、このような機会を与えて下さった、杉並区及び杉並警察署に心から御礼を申し上げたいと思います。

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