2024.02.265年1組の児童が地域での子どもの居場所について考えました。
2月22日木曜日、4校時の社会科の時間に、5年1組の児童が「杉並区子どもヒアリング」のワークショップを行いました。この取組は杉並区が令和6年度中に策定を予定している「杉並区子ども居場所づくり基本方針」に子どもたちの意見や実態等を反映させる目的で行いました。児童たちにとっても、社会の形成者として必要な「地域社会の一員としての自覚」「よりよい社会を考え主体的に問題解決しようとする態度」を養うことのできるものでした。この授業のファシリテーターは、杉並区児童青少年課、ゆう杉並の館長さんが務めてくださいました。
5年1組の児童たちは、いくつかのグループに分かれ、「自分たちの学校外の居場所はどこか」「どうして、そこに集うのか」「こんな居場所ができないか」等について、バズ・セッション形式(自由に意見を出し合うディスカッション)のグループワークを行いました。 児童たちの意見発表を聴いていると、この高円寺というまちには、公園以外にあまり児童・生徒たちが安心して集まれる場所が少ないのではと、心配になってしまいました。(居場所として、公園、コンビニ、塾、駄菓子屋、イマジナス、マンションの階段等があげられていました。)一方、子どもたちは放課後に友達と遊べる場所、集える場所、ホッとできるスペースを求めていることも分かりました。 児童青少年課の方々は、今回出された児童たちの様々な意見を一つも無にすることなく、新しくつくられる基本方針に取り入れるとお約束くださいました。今日の5年1組の児童の思いや願いが届くことを祈りたいと思います。また、話合いの過程で、児童からもっと放課後の校庭を開放してもらいたいという要望も出されました。この意見については、中学部の部活動や学童・えんじ―クラブの活用状況をもう一度見つめ、考えてみたいと思います。
5年1組の皆さん、本当に素晴らしいディスカッションでした。