2024.03.18本日、中学部卒業式が挙行され、59名の「若き命たち」が巣立ちました。
3月18日月曜日、本日10時より、本学園大アリーナにおいて中学部第四回卒業式が挙行され、卒業証書を胸に抱え、59名の卒業生が本学園を巣立ちました。
今年の卒業生の大部分は、本学園の小学部と中学部の両方で卒業式をした、初めての生徒たちとなります。杉並第四小学校と杉並第八小学校で5年間過ごした生徒も多く、当時の校長先生からいただいた電報紹介では、皆、当時を懐かしむ目となっていました。
私からは、UNIQLOを運営する株式会社ファーストリテイリング社長の言葉を引用し、「長い人生、夢の実現や目標達成を目指す中、失敗する事、挫折を経験する機会も何度も経験するかもしれないが、失敗することから学び、その失敗を糧として成長し続ける人、挑戦し続ける人となってもらいたい。」という内容の式辞を贈らせていただきました。
そして、卒業生代表からは「別れのことば」として、3年間の思い出、下級生へのメッセージ、友達や教職員、地域の方々、お家の人への感謝の気持ちと地域に貢献できる人となる旨の決意表明等が伝えられました。「今日を境に私たちは新しい道を切り開き、一歩、一歩、自分たちの足で歩んでいかなければなりません。歩む道はみんなバラバラです。しかし、気持ちはみな一緒だと思います。」というくだりでは、沢山の生徒たちが目頭を押さえていました。
また、在校生である8年生代表生徒から「送ることば」として、9年生が自分たちにとっての目標だったこと、9年生との思い出、感謝の気持ちや自分たちが伝統を引き継いでいこうという決意が述べられました。その後に続く、式歌は9年生による「手紙」「旅立ちの日に」、全校での「光よ 満ちて」の3曲でしたが、どの曲も卒業していく事の喜びと寂しさ、大切な仲間・後輩やお世話になった方々への感謝の気持ちが詰まったもので皆の心を打つものでした。
卒業式が終わった後、ご来賓の方々から「感動的な卒業式だった。」「とても心温まる卒業式だった。」「生徒たちの成長に驚いた。」などのお褒めの言葉をたくさんいただきました。
生徒たちは式の終了後、教室に戻り、仲間や先生との最後の時間を過ごした後、小中学部生全員に見送られて、昇降口を出ていきました。
卒業式の式歌「光よ 満ちて」の歌詞に「光よ 満ちて 照らしておくれ 僕らのゆく道を どんな未来が待っているかは まだ誰にもわからない」とあります。中学部の礎を築いてくれた59名の卒業生が「まっさらな心で 前を向いて」歩み続け、「光あふれる」未来を実現することを祈りたいと思います。心に残る感動的な中学部第4回卒業式でした。