学園長ブログ

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2024.05.01全児童・生徒で学園の4歳のお誕生日を祝いました。―開園記念集会―

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 5月1日水曜日、全児童・生徒で高円寺学園の明日の開園記念日を祝う開園記念集会を実施しました。

 本学園が開園したのは、正式には、令和2年(2020年)4月1日ですが、4月1日は毎年、春季休業期間(春休み)中の為、全児童・生徒で開園を祝うことができません。当時の先生方は、統合のため閉校となった創立95年の杉並第四小学校、創立87年の杉並第八小学校や校舎を壊し単独の中学校としての幕を閉じた創立73年の高円寺中学校の事を思い出す日、開園当時の児童・生徒、教員、地域の方々の思いや願い等を振り返る日(記念日)として、5月2日を開園記念日としました。もちろん、この時期に設定したのは、ゴールデンウィークの休日(休業日)を一日増やし、始業式・入学式から大忙しだった児童・生徒、そして教職員たちに心と体を休養させる目的もあったのだと思います。

 今日の集会は、私から児童・生徒・新しく着任した教職員に、杉並第四小学校、杉並第八小学校、高円寺中学校がどのような歴史・文化・伝統をもつ学校だったのか、どれだけ地域の方に愛されていた学校であったのか、どのような経緯で小中一貫教育校が誕生していったのかについて、3校で教えていた先生方や地域の方々からの話をまとめ、説明をしました。加えて、開園記念日、開園記念集会を実施する意味についても話しました。

 3つの学校の卒業生や地域の方にとって、長年大切にしてきた3校が歴史を終えていく事となり、如何に辛かったのか、寂しかったのかについて触れた後、高円寺の街に暮らす子どもたちの未来のためにその思いをぐっと飲みこんでくれた事、今では応援してくれている事を伝えました。

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 このような話は、初めて全校朝会を経験する1年生にとっては、多分、とても難しい話であったのだと思いますが、皆、前を向いて真剣に聞いてくれました。とても驚きました。きっと、難しい部分は、各学級で学級担任の先生から丁寧にお話いただけたかと思います。

 児童・生徒は、様々な教育活動等の機会において、自分たちの活動等にかかわってくださった保護者、地域の方々に対して、感謝の気持ちを伝えることができます。開園記念日は、何十年もの時間軸の中で、これまで学園を支えてきてくださった方、先輩に感謝の気持ちを抱かせる貴重な機会でもあります。そして、自分たちが、新しい学園の未来、伝統を築き上げていくという思いをはぐくむ機会でもあります。

 来年は、5歳の誕生日、5周年の年となります。4年前、新型コロナウイルス感染症の大流行により開園式ができなかった分、手作りのハートフルな5周年記念行事、支えてくださった方の思いに応えられる記念行事を児童・生徒とともに企画していきたいと思います。

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