2024.07.01本学園にウズベキスタン、フェルガナ州の方々が視察に来られました
7月1日月曜日、今日から3日間、ウズベキスタン共和国フェルガナ州の24名の教育使節団(州教育局等行政関係者、小中学校の校長先生、先生、大使館書記官、教育アドバイザー)の方々が本学園に来られ、本学園の教育、日本の教育について学ばれていきます。
初日の今日は、主に本学園の施設を一通り見られた後、小学部の授業をじっくり参観されていきました。お昼の時間には、日本の給食(献立 麦ごはん、さばのレモン焼き、かぼちゃ味噌汁、こっぱなます)を食べていただきました。
午後1時30分から1時間半ほど、多目的ランチルームで使節団の方から質問等をいただく時間がありましたが、使節団の方から本学園の児童・生徒たちがとても人懐っこく、ウズベク語で挨拶をしてくれることを喜んでいました。(全校朝会でウズベク語の挨拶の仕方は伝えました。)また、学園の児童たちが明るく、そして積極的に授業に参加していることにびっくりしていました。(「ウズベキスタンの教育より自由さを感じた。」と話されていました。)
使節団からの質問としては、本学園のカリキュラム、不登校の子供たちへの支援策、教科書の選定制度、教員の志望状況、教員研修、教員の任免、小学部・中学部の進学状況について等、多岐に渡るものでした。
フェルガナ州の方々の本学園の訪問は一昨年に続いて、2回目となります。もともと、東京オリンピックの際、杉並区がウズベキスタン共和国のホストタウンとなり、ボクシング選手の練習場として高円寺体育館等をお貸ししたことから、ウズベキスタンからの視察を受け入れる学校として本学園に白羽の矢が立ちました。本学園の児童・生徒にとっても、他国文化を学ぶ良い機会となるため、なるべく海外からの視察を受け入れることにしています。実際、使節団の方が歩いているとその国の言葉をタブレットパソコンで調べて話しかけてみたり、学んだ英語を使ってみたりするなどの素敵な反応があります。
月曜日と火曜日は小学部を中心に、水曜日は中学部を中心に視察されていきます。特に協働的な学習(班での話し合いなどのグループ学習)や清掃活動などにご興味をもたれているとのことでした。最終日には、本学園について、どのような感想をもたれたのか使節団の方に伺ってみようと思います。その感想の中に本学園がこれから取り入れるべきヒントがきっとあるのだと思います。