2024.08.31広島平和学習中学生派遣事業成果報告会が座・高円寺で行われました。
８月31日土曜日、座・高円寺２で杉並区次世代育成基金を活用した令和６年度「広島平和学習中学生派遣事業」成果報告会が実施され、本学園中学部９年生の参加生徒が体験報告をしました。今年の報告会には、昨年度の派遣生たちも沢山、駆けつけてきてくれました。
この事業は、事前学習や現地での様々な体験を通して、平和の大切さを学び、学んだこと、考えたこと、感じたことを、自校、地域に伝え広めることを目的にしています。
本学園生徒の所属するＤチームの学習テーマは「対話で創る―笑顔あって成る平和―」でしたが、その発表の中で「戦争の悲惨さ」「核兵器の恐ろしさ」「復興の歴史」「被爆国の使命」などを語り継ぐことの大切さについて強い想いを語っていました。
私自身、６年前、この事業の立ち上げに協力したという事もあり、参加生徒の力強い発表は感慨深いものでした。本事業の実施計画を策定していた当時よりもウクライナ、パレスチナでの戦争が続いている今の世界情勢はより複雑になっており、核の使用が当時よりも危惧される世界情勢となっています。それらの異国での戦争等を心底、憂い、心配する気持ちも多分に含まれた派遣生の今年の発表は、世界平和を願うより強い願いが表現されていました。
１１月頃、参加生徒が学んだ事を本学園の児童・生徒たちに発表する機会を作り、学園の皆で平和の大切さを考えてみたいと思います。
参加代表生徒は、お疲れ様でした。とても力強い発表でした。そして、このような貴重な機会を本学園生徒に与えてくださいました杉並区を始め、次世代育成基金にご賛同いただきました方々に心より御礼申し上げます。
