2024.09.205年生が気象予報士の方から「台風」の授業を受けました
9月19日木曜日の1校時から3校時、気象予報士であり、気象神社のある氷川神社で神職(禰宜)をされている紺谷氏から「台風」についての授業を受けました。
気象神社は、戦前は馬橋にありましたが、戦後、氷川神社に遷座された日本(世界?)で唯一の気象にかかわる神社です。私も体育祭や移動教室、修学旅行の前には、気象神社に「晴天」を祈願しにお参りにいきます。
学区域に日本で唯一の気象神社があり、そこに気象予報士の資格のある方が禰宜をされているという幸運な環境にあるなら、理科教育にも力を入れる本学園の授業で専門的な教えを受けない訳にはいきません。今日の授業は理科専科の高橋先生が企画してくれたものですが、事前に行っている「台風と災害」を学ぶ中で、児童たちが感じた疑問を紺谷氏にお渡しし、その疑問について、お答えいただく形式で行われました。
紺谷氏は気象予報士として、「台風を止めることはできるのだろうか。」「予想円や予想進路はどのように決めるのだろうか。」「台風は被害をもたらすだけで良いところはないのか。「台風の備えはどうしたらいいか。」などの児童たちの疑問に、分かり易く答えてくださいました。事前に渡した問いだけではなく、その答えを聞いて生まれた児童たちの新たな問いに対しても丁寧にお答えいただきました。また、高円寺のまちのかかえる防災上の課題についても授業の中で触れていただきました。授業終了の際には、各学級の代表児童から感謝の気持ち等をお伝えしました。
気象神社では、毎年1回、子供たち向けのお天気イベントを実施しているようで、今年は12月1日に実施されるようです。今日の授業により気象について興味をもった5年生がそのイベントに参加するかもしれません。
本学園の開園に向けて、地域の方々が話し合う場において、「学び舎 高円寺」という地域の捉え方・考え方が話し合われ、この捉え方等を大切にしなから学園がスタートしました。その考え方(ある意味、開園のスローガン)が「学び舎 高円寺」というものです。この「学び舎 高円寺」とは、この高円寺のまち全て(人や様々な環境、文化等)を学ぶ場(学び舎)とする考え方であり、「気象神社」という信仰の場・文化観光資源も、紺谷氏のような高い専門性をもつ方も、この「学び舎」の大切なモジュールとなります。また、学校支援本部はある意味、その「学び舎 高円寺」の推進役であり、支援者でもあります。「学び舎 高円寺」の中にある高円寺学園に学ぶ児童は幸せだと思います。
やがて高円寺学園の子供たちにも、この「学び舎 高円寺」を支える側になる日が来るかもしれません。その時を夢見たいと思います。