2024.09.27中学部の生徒たちが地域貢献、職場体験についての学びの成果を発表しました。
今週(9月24日月曜日から9月27日金曜日)は、中学部にとって、総合的な学習の時間において、これまで探究・体験してきた学びの成果について、発表する「研究発表ウィーク」でした。
まず、24日火曜日、5・6時間目に行われた9年生の研究発表会では、3年間を通して追究してきた「高円寺のまち」「自身の暮らす地域」をいかにより良くしていくかについて、グループごとに研究テーマを決め、自分たちが考えたこと、感じたこと等を発表しました。同様のテーマは小学部でも6年生で研究しますが、中学部での研究は、社会科公民的分野等で学んだこと、8年生の職場体験で感じた高円寺の街の人の温かさなどがプラスされたもので、ある意味「社会の抱える問題」を踏まえた発表、夢で終わることなく、現実的にできる事等を十分に踏まえた内容となっていました。プレゼンテーションの仕方もICTを自在に使用したものとなっていました。
25日水曜日の3、4校時に実施した7年生の研究発表会では、「高円寺のまちの魅力を見付け、発表する。」内容でした。7年生の研究も改めて中学部生(少し大人)の視点で街を歩き、その良さを見つけ出そう、そしてその良さの発信の仕方を考えるというものでした。残念ながら、小学部文化祭のリハーサルと重なっていたため、全てのグループの発表を参観することはできませんでしたが、この研究も小学部の時とは違う「ものの見方」「考え方」を感じるものでした。きっと、他の学校から進学してきた生徒のフレッシュな意見も反映されたものと思います。
27日金曜日1、2校時、8年生が7月に行った高円寺の街にある事業所での職場体験で経験したこと、学んだこと、感じたこと等を発表する会が行われました。グループの発表の中では、実際に体験した内容、自分たちの感じた働く意味・意義、働く上で大切にしなければならないこと、事業者たちがどのような思いをもって働いているのか等について、上手にプレゼンテーションしていました。何よりも自分たちの知る大人(自分の親も含む)の働く姿や職業についての既存の知識は、海の上に浮かぶ氷山の見えている部分だけであることに気付けたようで、その事だけでも職場体験にいった意味はあったのだと、私自身も強く感じました。
7、8年生は、さらに高円寺を学習フィールド(学び舎 高円寺)として、地域貢献やキャリア教育にかかわる学習課題等について、探究していく活動をこれからも続けていきます。9年生は、今回発表した事を、残り半年となった在学中に実現していく努力を継続していくことになります。
どの学年の発表会も生徒たちが一生懸命で、見ごたえ、聴きごたえのあるものでした。