2024.10.05今年も中学部生徒が震災救援所訓練に参加しました。
10月5日土曜日、令和6年度高円寺学園震災救援所訓練(以下、救援所訓練)が行われました。この救援所訓練は、運営に携わる方々の訓練に加え、地域に住む方にお越しいただき、避難所の機能等について理解を深めていただいたり、実際に手順を確認したりすることが実施の目的となります。
しかし、実際、どの地域においても、この避難所訓練に地域に住まれている方がなかなか、お越しいただけないのが現状です。そのような中、実際に地域で暮す生徒たちが救援訓練に参加することは、先に述べた運営に携わる方の訓練に貢献するだけではなく、自分自身が避難所の機能等について学びを深めることで、発災した際に、家族の一人として、スムーズに家族全員が避難所生活をスタートできる存在にもなることができます。
今年の訓練のプログラムは、「避難してきた際の受付の仕方を学ぶ。」「校内のどこが避難場所、井戸、給水栓となっているのかを理解する。」「車椅子での支援の仕方を学ぶ」「防災行動について学ぶ」等でした。
中学生レスキューの生徒たちは、地域の方々が作る避難所組織「庶務・情報部(受付、部屋割り訓練)」「物資等配給部(炊き出し訓練)」「救護・支援部(要配慮者支援、車椅子体験)」「施設管理部(地下給水栓確認)」の部員となって、運営に携わってくれました。今年も訓練後に行われた高円寺学園避難所運営委員会代表者による会議では、中学生レスキューの頑張りについて「一生懸命活動してくれた。」「頼りになった。」「避難者役の生徒たちを立派に先導してくれた。」などのお褒めの言葉が寄せられました。
高円寺学園の生徒たちにとって、本日の避難訓練、救援所訓練は、自身と家族の命と安全を守るためにとても良い経験、学習となりました。