2024.12.17今年も大アリーナに素敵なハーモニーが響きました。―笑顔と学びの体験活動プロジェクト―
1２月１７日火曜日、大アリーナにおいて、昨年に引き続き、東京都教育委員会の芸術家派遣事業「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」に選ばれ、中学部の全生徒が、松元宏康氏を指揮者とするブリッツフィルハーモニックウインズ(以下、「ブリッツフィル」)の演奏を生で聴くことができました。
演奏曲は、ピョートル・チャイコフスキーの「くるみ割り人形」よりトレパック、アラン・メンケン作曲、ディズニー映画アラジンの楽曲「Friend Like Me」、ヴェルディ―作曲「アイーダ」より凱旋と勝利の大行進曲、ヴィットーリオ・モンティー作曲「チャルダッシュ」、モーリス・ラヴェル作曲「ボレロ」、ヨハン・シュトラウス1世作曲「ラデツキー行進曲」でした。どの曲も、オーケストラ鑑賞教室などで聴いたことのある生徒たちにとって馴染みのある曲でしたが、自分たちの５メートル程前で聴く生演奏は大迫力であること、細かく素早い指使い等が見て取れることなど、大感動の５０分でした。また、ユーフォニアムの演奏世界一の濱岡雪乃さんから、超絶なテクニックのソロ演奏を聴かしていただくとともに、夢を実現するための秘訣などをお聞きすることもできました。芸人でもある指揮者の松元宏康氏の演奏や楽器についてのためになるお話も楽しく、たくさんの事を短時間で学ばせていただきました。
途中の質問コーナーでは、生徒の何人かが、松元氏の職にかかわること、プロの演奏家の練習にかかわることなど、積極的に質問をしていました。松元氏からは「こんなに熱心に、ノリが良く聞いてくれる中学校は他にはありません。」「最後の生徒代表の挨拶は１００点満点です。」などのお褒めの言葉をいただきました。
ブリッツフィルの心が揺さぶられる演奏を聴き、中学部の生徒たちがクリスマス前週の素敵な午後の時間を皆で過ごすことができました。本当に音楽好き、芸術好きな生徒たちです。中学部の生徒たちには、高円寺のまちに暮す人たちの音楽等を愛する心が受け継がれているのだと思います。
