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2024.12.21高円寺うきうきプロジェクト主催の「第12回高円寺ゆめ音楽祭」が行われました。

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 12月21日土曜日午後、今年もセシオン杉並において、高円寺うきうきプロジェクト(高円寺地区地域教育推進協議会)、高円寺ゆめ音楽祭実行委員会主催の「第12回高円寺ゆめ音楽祭」(以下、「ゆめ音」)が行われ、本学園の小学部音楽教室、中学部吹奏楽部、箏クラブ、太鼓クラブ天鼓隊が出演し、日頃の練習の成果を披露してくれました。

 主催する高円寺地区地域教育推進協議会は、杉並第四小学校・杉並第八小学校・高円寺中学校の三校を統合して新たに小中一貫教育校を作ろうという計画が策定された2013年(平成25年)に、新しい学校を作る前に、子どもたちの問題をコミュニティーの問題ととらえ、高円寺駅の南と北の町と町、人と人が繫がり、子どもたちを地域ぐるみで育てていこうという思いをもち、杉並区の指定を受けまして活動を始めました。

 この地域教育推進協議会(以下、「地教推」)という仕組みは、杉並区が0歳から15歳の子どもたちを家庭・地域・学校が責任を分担し合って、健やかに育てようという目的と、それによって活力あるまちを創造していこうというという2つの目的で作られました。当時、天沼中学校区地域教育推進協議会しかありませんでしたか、高円寺地区が指定された後、杉並和泉学園校区、神明中学校と次々に指定され、現在では4つの地域で運営されています。

 しかし、他の地教進が中学校の学区域をエリアとして指定されているのに対し、高円寺はさらに広く、まち全体をエリアとしており、中学校も高南中学校、杉森中学校、高円寺学園中学部がその域内に含まれます。そして、この高円寺地区推進教育推進協議会は親しみやすい「高円寺うきうきプロジェクト」という呼称をつけ、高円寺の町に住む乳児・幼児・小学生・中学生のための様々な活動を実施したり、学校や青少年育成委員会などの支援をしたりしてくれています。そして今回の「ゆめおん」はこの地教推の一番大きな実施イベントとなります。

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 その今回の舞台発表は、箏クラブの「村まつり」、「ジングルベル&きよしこの夜」から始まりましたが、箏の調べにより「村まつり」ではお正月の気分に、「ジングルベル」では、不思議にクリスマス気分になりました。太鼓クラブ天鼓隊&モモの演舞「はやし」「乱れうち」「ぶち合わせ太鼓」では、その力強さと小学部の児童同士、小学部と中学部が息のあった演舞、迫力ある演奏に驚かされました。太鼓の演奏があると、音楽会に和の雰囲気と力強さをもたらします。

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 小学部音楽教室の演奏パイレーツオブカリビアンの「彼こそが海賊」と「千本桜」を聴かせていただきました。何よりも大人数の楽団による迫力に圧倒されましたが、今年入部した4年生の上達の速さに驚かされました。素晴らしい演奏でした。その後、小学部と中学部の合同演奏で小学部十八番(おはこ)の学園天国が演奏されました。中学部吹奏楽部員の大部分が小学部音楽教室出身者なので、きっと小学部時代の演奏を思い出しながら演奏してくれたのだと思います。小中学部、息の合った素敵な演奏でした。

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 中学部部吹奏楽部は、小学部の大人数の演奏を聴いたばかりだったので、少し「こじんまり」とした感じでしたが、演奏は「さすが中学生」と感心するものでした。「クリスマスメドレー」「新宝島」「ジャンボリーミッキー」を演奏しました。ジャンボリーミッキーでは、高南中学校の吹奏楽部のみなさんが曲に合わせて踊ってくれました。その後、高円寺学園吹奏楽部と高南中学校吹奏楽部がクリスマスソングを合同演奏してくれました。

 最後は2校の吹奏楽部演奏のもと、「翼をください」を、会場に集う、子どもたち、ご来賓、保護者・地域の方、先生方全員で合唱しました。

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 高円寺のまちをつなぐものは「人の想い」「音楽のもつ魔法の力」であることを強く感じた第12回高円寺ゆめ音楽祭でした。今回開催にあたり、力を尽くされた方々に心より感謝申し上げます。

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