学園長ブログ

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2025.01.10今年初めての 避難訓練 を行いました。

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 1月10日金曜日、1校時、今年になって初めての避難訓練を行いました。

 今回は、家庭科室から出火した事を想定した火災避難訓練です。今回も12月の避難訓練と同じく、予告なしの訓練でしたが、小学部、中学部の全学年、学級の児童・生徒がしっかりと「お(押さない)・か(かけない)・し(しゃべらない)・も(もどらない)」の約束をしっかり守って行動できました。ひょっとしたら、今年度で一番、しっかりした態度だったかもしれません。

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 集合後、私からは、「訓練に臨む気持ちがしっかりしていたこと」「迅速に避難できたこと」を皆に伝えました。また、学園生活をしていると警報装置の誤作動や児童・生徒が間違って防火扉を開けてしまったり、警報ボタンを押してしまったりすることで時々、火事を知らせる警報音が校舎内外に鳴り響くことがあること、イソップ寓話の『おおかみ少年』が嘘を繰り返すうちに、おおかみに食べられてしまうように、皆が警報音に慣れ、危機感が薄れてしまうことがないようにしなければならないこと等についても話させていただきました。

 次回の避難訓練は、2月14日となりますが、それより前に警報装置が誤作動するようなことがあれば、その時に皆、危機感をもって、今日のようにしっかりと避難できるかどうか確認するため、「校庭避難を実施してみては」と副学園長、生活指導主任、教務主任に相談してみようと思います。学園にとって一番大切なのは、児童・生徒の命と安全を守ることです。そのことを肝に銘じながら訓練を計画・実施していきたいと思います。

 繰り返しになりますか、3学期になって初めての避難訓練、皆、「お・か・し・も」の約束を守り、真剣な態度で参加することができました。

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追伸...立派な態度の避難訓練でしたが、一つだけ心配もありました。火事を想定した避難訓練では、口にハンカチ、タオル等をあてて避難行動を取ることになっていますが、今日の訓練ではそうしている児童・生徒が5割ほどでした。予告なしということもあるかもしれませんが、ハンカチで口を覆っていない何人かの児童・生徒に理由を聞いたところ、「忘れてしまっている」「かばんに入っている」という回答が返ってきました。インフルエンザ流行中で手洗いの慣行を呼び掛けている中でのことなので、少し心配になりました。

 確かに全学園的には、インフルエンザ感染が落ち着いている状況にはあります。しかし、いつ学級閉鎖にしなければならない状況となるか社会の様子を見る限り、心配な状況は続いています。手洗いによる感染症予防に向けて、ハンカチ持参を徹底していきたいと思いました。