2025.01.287学年が、地域の方から進路について学ぶ機会をいただきました

1月28日(火)に、7学年の生徒が高円寺の街の皆様から、仕事をする上での心構えや仕事に従事する方々の思いについてお話をいただく「職業講話」を実施しました。
7学年の生徒は、この冬季休業中に関心のある職業を選んで調べ、掲示により交流をしています。また、次年度は、学校支援本部を通して地域の皆様のご協力をいただき、3日間の職場体験に臨む予定でおります。高円寺学園では、9年間に渡って、将来に向けた進路学習に、計画的に取り組んでいます。
この度も学校支援本部の方々のコーディネートをいただき、国際的な交流や出会いに携わる2名の講師の方においでいただきました。お一人目の講演は、JR東日本ホテルメッツ高円寺支配人でいらっしゃる 岩岡 貢 様から、ホテル業「JR高円寺駅にあるホテルメッツの支配人」というテーマのお話をいただきました。続いてお二人目には、株式会社JKL331 COO 謝 琪薏 様から、交流コーディネーター業「日本と台湾そしてアジアへ観光、物産、文化の交流をサポートするマーケティングカンパニー」というテーマでお話をいただきました。お二人ともあらかじめパワーポイントで資料を作成してお持ちくださり、20分という時間では足りないくらい、熱のこもったお話をしてくださいました。
中でも、ご自身の経験から、人生の岐路について振り返って語っていただいた言葉が印象的でした。
「思い直すと、中学生や高校生の頃に、何気なく興味をもったことが今の自分につながっています。」
「あのとき、声をかけられたときに、『はい、やります』と返事をしてよかったと思っています。その先に、今の自分があります。」
自分が何をやりたいのか。自分に向いていることは何なのか。自分は何をしているときに楽しいと思うのか。
これは、単純にしていながら、なかなか見つけることが難しい課題です。それでも、自分と向き合い、自分探しをする時間をもてることが学生の利点といえるでしょう。新しいことに挑戦したり、知らないことに興味をもってみたり、立ち止まって考えてみたり、といった挑戦を重ねて、一人一人が自分らしく輝く未来を手に入れてほしいものだと心から願います。
「今ある選択肢がすべてではない、ということを忘れないでほしい」
講話の最後を締めくくったこの一言が、将来に向かって歩む生徒へ向けた温かい激励の言葉として心に残りました。
(副学園長)