2025.03.22先日卒業した9年生、これから卒業式を迎える6年生の最後の演奏を聴きました。 -ウクライナ応援チャリティーコンサートに本学園の音楽教室、吹奏楽部が出演しました。-

3月22日土曜日、座・高円寺で行われた「第3回ウクライナ平和祈念チャリティーコンサート」に本学園の音楽教室(午前の部)の児童、吹奏楽部(午後の部)の生徒が出演しました。
このコンサートは、戦時下にあるウクライナで暮らす方々、祖国を離れ杉並で生活されている方々に一刻も早く平和で安心な日々が訪れることを願いつつ、ロシアによる武力侵攻の始まった一昨年から行われ、本年で3回目となります。実行委員長の由井氏が話されていたとおり、今回で3回目となるということは、ウクライナには、まだ、平和が訪れていないということになります。
このコンサートは、高円寺の街に住まれている方々が中心となり結成された「ウクライナ応援チャリティーコンサート実行委員会議」の呼びかけに呼応した、高円寺学園、東京立正高等学校、杉並学院高等学校(昨年までは光塩女子学園)が参加していますが、今年はウクライナから日本に避難のために来日されている若者の踊り、歌も披露されました。また、ウクライナ支援団体のイェブトゥショク・イゴール氏からは、現在のウクライナの状況、ご自身がされている支援の内容、日本に住む私たちにできる支援、平和を守るためには、人々の弛まぬ努力が必要であること等について、お話がありました。残念ながら、演奏をした児童・生徒は演奏後、楽器の搬出等があり、学園に戻っていて、高校生たちの合唱、合奏、ウクライナの貴重なお話を聞くことはできませんでした。しかし、吹奏楽部の在校生に演奏後、「どのような気持ちで演奏をしたのか」を尋ねてみると、ウクライナの平和、世界の平和を願いながら、心を込めて演奏したという答えが返ってきました。
今月の18日に、本学園中学部を卒業した9年生や、来週、卒業式を迎える6年生にとっては、吹奏楽部・音楽教室での最後の演奏となります。ある意味、卒業記念コンサートでもあります。吹奏楽部の顧問の金子先生もご退職を迎えるため、本学園での最後の指揮棒を振る場となります。6年生、9年生、部顧問の金子先生、本当にお疲れ様でした。
今回のコンサートの収益は、寄付金として区長に手渡され、杉並区に暮すウクライナの方々、支援団体等に届けられます。母国の平和を想いながら、杉並区で暮すウクライナの方々の役に立ってもらえることを児童・生徒たちと願いたいと思います。