1学年「たしざん」
2024.10.24
1年生にとって大切な学習「たしざん」が始まっています。
1学期にもたし算の学習はしましたが、出てくる答えは全て10以下。
2学期に学習するのは、いわゆる繰り上がりのあるたし算です。
学校では、まず算数ブロックを使ったり、○を使った図を描いたりして、解き方を考えます。
教科書では、次のような方法が紹介されています。
例えば、9+4の計算をしたいとき・・・
9は、あといくつで10になるかな?と考えます。
9はあと1で10です。
4(たす数)から、1借りてきます。
1貸したいので・・・4を1と3に分けます。
9と1で10。
あとは3残っているので、10と3で13。答えは13になります。
この計算方法、「さくらんぼ計算」などと呼ばれることがありますが、
やり方を完全に理解するのは、1年生にとってはなかなかの難題です。
必ず「さくらんぼ計算」でやらなくてはならないのでしょうか?
そんなことはありません。
最終的には1けた同士の計算の答えを暗記してしまう子もいますし、
他の計算方法でも、答えが出ればよいのです。
でも、このように数を「分解」「合成」する考え方は、
今後の学習、特に2年生以降に学習する筆算で必要になってきます。
「あといくつで10?」
「いくつといくつに分けられる?」
という問いかけに対して、指を使わずにさっと数字が出るようにしたいものです。
1学期から学習してきたことは、今ここにつながっています。
算数は、積み重ねの教科です。
ご家庭でもたくさんの数に触れ、
宿題でつまずいているなと感じたときには、一緒に確認する時間を取っていただければ幸いです。