7学年中学部 セーフティ教室
2021.12.20
12月18日にセーフティ教室が行われました。今回は杉並の子どもを薬物から守る会の方と、2名の講師の方からお話をうかがいました。
はじめに、ご自身もかつて薬物依存の経験があり、リハビリを経て現在は更生されているダルクの職員の方のお話でした。中学生のころ、仲間外れになるのではないかとタバコの誘いを断れずに喫煙しはじめ、徐々にエスカレートし、やがては覚せい剤を使用するまでになってしまったそうです。依存性が高まり、家族や周囲の人に迷惑をかけたり、自身の心身に不調をきたした経験を話してくださいました。
最後に「薬物の誘いを断る勇気をもつためには、支えてくれる人の存在が大切なので、たくさんの友達をつくってください。」というメッセージをいただきました。
後半は、薬物の専門分野の講師の先生による乱用薬物のお話でした。
ニュースで話題になるような違法薬物だけでなく、病院で処方された薬であっても、使用方法を誤ったり乱用すれば大きな害があることがわかりました。また、乱用薬物は脳にダメージを与え、学習能力が低下したりやる気がなくなり、幻覚や幻聴が生じる場合もあるそうです。そして、薬物をやめた後もフラッシュバックに悩まされるなど、薬物依存の弊害は計り知れません。
日本では生涯のうち4人に1人が薬物の誘いを受けるそうです。そんな時に、断るコツも教えていただきました。
自分の命や心、体は自分で守ることが大切ですね。
今日学んだことを決して忘れないようにしましょう。