7学年中学部 インクルーシブ学習
2022.02.04
2月3日に中学部のインクルーシブ学習を実施しました。
高円寺学園では誰にでも優しい学校を目指して、インクルーシブ教育に取り組んでいます。「総合的な学習の時間」の探求課題のひとつにも「インクルーシブ」があります。
本来であれば杉並区役所保健福祉部障害者施策課や杉並区障害者地域相談支援センター(すまいる高円寺・荻窪・高井戸)、そして当事者の方をお招きして、今年度のテーマである精神障害について講演やアクティビティーをする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、ゲストの方の来校は実現できませんでした。
しかし、準備していただいた説明資料や教材、当事者の方のメッセージを活用して、各学級で実施することができました。
始めに障害についての説明を聞き、当事者の方からのメッセージの代読を聞きました。
そのあと、世田谷区の通所施設「ハーモニー」に通う利用者さんの体験をもとにして作られた「幻聴妄想かるた」を見ながら、幻聴や妄想等について考えました。
各自で考えた後に学級での意見交換をし、最後にTeamsで各学級をつないで意見交換をしました。他の学年の生徒の意見も知ることができ、よかったと思います。自宅学習の生徒も、オンラインで参加してくれました。
生徒のワークシートには「相手を理解することが大切だと思った。」「見た目はみんなと変わりなく見えても、重い障害をもっている人がいて、日々大変な思いをしていることがわかった。」「実際に体験している人の意見を、カルタを通して知ることができてよかった。」などの感想がありました。
この学習をきっかけにして、少しでもインクルーシブへの理解が深まることを願っています。