校長あいさつ

 「人にやさしさ 自分につよさ」

                                          杉並区立久我山小学校長 守田 聰美

本校は杉並区の南西に位置し、校舎の窓から、校庭の赤松と共に優美な富士山の姿を眺望できる閑静な住宅街にあります。校舎の屋上には、本校の教育目標が掲げられています。 

 教育目標「人にやさしさ 自分につよさ」は、子どもたち、保護者と地域の方々、教職員が、みんなで共に創った教育目標だそうです。時代や社会の要請、子どもたち自身の夢や希望、保護者と地域の方々の願い、教職員の期待するものについて検討を重ね、「こんな人になってほしい」という子ども像が描かれています。

 この目標の基底にあるものは、これからの社会の担い手になる子どもたちに、人や自然と共に生きるということをしっかりと自覚して、激しく変化する時代を人間らしく、力強く生きてほしいという願いがこめられています。

 「人にやさしさ」とは、自分を取り巻く人や自然と協調し、思いやる心をもって、助け合い支えあって、共に生きていこうと努力することです。

 また、「自分につよさ」とは、この世に存在するかけがえのない唯一人の自分を大切にすること。自ら学び、考え、課題の解決のために、努力する意思や意欲をもつこと。そして、たくましく生きていくことのできる力を培っていくことです。 

 指数関数的に科学技術が進化し、混迷する世界の中で、子どもたちが人間らしく力強く、しあわせに生きることができるように、今、私たちができることを、子どもたち、保護者と地域の方々、教職員と「共に考え」「力を合わせてチャレンジ」していきたいと考えております。教育目標にこめられた願いと共に、みんなで創るという策定の原点にかえり、子どもたち、保護者の方々、地域の方々、教職員が「みんなで共に創る久我山小学校」にしていきたいと考えております。どうぞ、皆様の深いご理解とご支援・ご協力をお寄せくださいますようお願い申し上げます。