校長挨拶「比較する目」

学校全体

土曜日、放送された「新しいかぎ」の学校かくれんぼを見た人はいますか?
その中で、同じ都内の学校がその舞台に選ばれました。校長先生もリアルタイムでは見られませんでしたが、配信番組でしっかり視聴しました。とても興味深く、楽しい番組でした。

実は、この番組に出演するために、その学校の6年生が大活躍したそうです。100人分の署名を集めて、その番組のメンバーを学校に呼びたいという思いを行動に移したそうです。そして、松ノ木小学校の2年生も、以前から同じ番組のメンバーを学校に呼びたくて、署名活動をしていました。今もしています。こうした「やりたいこと」「実現したいこと」があるとき、自分たちで考えて行動を起こす力は本当に素晴らしいです。皆さんの行動力に心から拍手を送りたいと思います。

さて、その番組の内容を少し振り返ります。前半10分、後半10分の計20分で、隠れている8人のメンバーを探し出すというゲームです。これまでどの学校でも、20分すべての時間をかけても全員を見つけることはできなかったそうですが、今回はなんと、前半の10分だけで全員を見つけるという快挙を成し遂げました。番組史上、これほどのスピードで全員が見つかったのは初めてのようです。

校長先生も、なぜこんなにも早く見つけられたのか考えてみました。その理由は、子どもたちが持つ「比較する目」にあるのではないかと思います。「今までこうだったはずなのに、今日は何か違う」という違和感を敏感に察知する力です。この力は学びや成長においてとても重要です。違和感を感じることで「なぜだろう?」と考え、調べ、新しい発見をしたり、危険を回避したりすることができるのです。

さらに、今回は、これまでとは異なり、3週間の「予習期間」が与えられていました。その学校の子どもたちは、その間に学校の普段の様子をしっかりと頭に入れていたため、当日に違和感を敏感に感じ取り、隠れているメンバーを素早く見つけることができたのだと思います。

これからも、皆さん一人一人が持つ「比較する力」を大切にしてください。その力は、皆さんの未来を切り開く大きな武器になります。これからの皆さんの活躍を楽しみにしています。

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